フェミニズムどう思いますか

ブログを書きたいなぁと漠然と思っていた時、ブログについて調べてみた。すると何かに特化して書く特化ブログとざっくばらんにいろいろなことを書く雑記ブログがあると知る。ブログというとmixi→はてなダイアリーと昔書いてきた、いつからか時が止まったままになっていたわたしには、エッセイのようなブログが身近だったけど「そういえば、たまに見ている最近のブログには目次があるなぁ」と思い至る。目次からみんな書いているんだ。見出しなんかもついている。ビジネス本を書くみたいにみなさん書いているんだな。情報を提供するみたいなものが多い。

何かに特化したブログをと考えてみると、わたしはフェミニズムに特化したブログを書きたいなぁと思った。でも知らないことが多すぎるし、勉強不足で間違ったことを書いてしまいそうだと躊躇する。でも……今一番興味のあることって、フェミニズムだ。わたしがもやもやするときに読んで「知れてうれしい」と心底思うのはフェミニズムの本を読んだ時だ。

女はいいよね、と言う人が身近にいた。女はみんなにちやほやされて、仕事ができなくても頭が悪くても最終的には男に守ってもらえる立場で楽でいいよね。男はつらい。男はつらいよ。背負うものが多くてつらい。それなのにフェミニズムとか言って、ほんとうは男好きのくせにと言う。

なにそれという感じだけど、この感覚を反論するのは難しかった。

○○は男ウケが悪い。△△はかわいい。

こういうのもほんとうになにそれという感じだけど、やっぱりうまく反論できない。「別に男ウケが悪くてもいい」とか「男ウケのために生きてるわけじゃない」と言ってもわたしが言いたいこととずれる。「なんじゃそれ」という感じが一番近い。「あなたはどの立場で言ってるん」と言ってもわたしが言いたいこととずれる。かわいいと言われたらうれしいとあたりまえのように思っているのも、は? という感じだ。

胸がドキッとした。男友達と芝生に座って、通りすがりの女子高生の外見を品評していた数日前の自分のことが頭をよぎった。あの子は足が太いからBマイナス、あの子は鼻が今ひとつだからAゼロ。問題意識も罪悪感もなく女性の外見を評価した。

チェ・スンボム著 金みんじょん訳 私は男でフェミニストです 世界思想社

フェミニズムは、現実を客観化する道具である。別の観点から、以前とは異なる目線で世の中を見させてくれる。〈中略〉だから、フェミニズムは男性にも有効である。力と勇気、意思と節制に代表される硬くて狭い枠にとらわれた男性性から救い出してくれる。

チェ・スンボム著 金みんじょん訳 私は男でフェミニストです 世界思想社

いまはおばあちゃんの時代とちがって、「お嫁にいく」んじゃなくてふたりが選びあって新しい家庭をつくるのが「結婚」。それなら頼りになるかしこい女性を選びたいと男子が思うのも当然でしょう。

上野千鶴子 女の子はどう生きるか 岩波ジュニア新書

時代が止まったままの人の言うことに、どんどん本を読んで反論していきたい。これ読んでみてあなたはどう思う? と聞きたい。フェミニズムの本はちょっと難しいところがある。ほんとうのほんとうのところで理解するのがなかなかすぐにできなくて何度も同じところを読んで自分のものにしていく感覚。今までの固定観念が凝り固まっているからだ。どんどん自分の固定観念をぶち壊して自由になっていきたい。

フェミニズムに特化したブログにしようか考えていたけど、フェミニズムのことも書く雑記ブログにしようと思う。エッセイブログがいい。なぜならわたしがそうしたいから。

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