きらきらのパラレル

自転車に乗っているときに川本真琴を口ずさんでいたら久しぶりに見たくなって、YouTubeで川本真琴の動画を最近けっこう見ている。7年前のものだけど、「ホラーすぎる彼女です」という歌を出したという話をしている動画があった。

「恋をしている女の子の気持ちって手編みのマフラーをプレゼントしたりとか、一方的だったりするとホラーだって言われたりするけど、そんな女の子をわたしはかわいいなって、そのままでいてほしいなって思って作った(細かいところは曖昧)」と言っていた。そのあと狩野英孝との騒動の話をしていて、この動画はコメントオフになっているけど、他の川本真琴の動画には「なんで狩野英孝なんかと」みたいなコメントがついてたりするのを見かける。わたしはバラエティを見ていると狩野英孝のことをいいと思う気持ちけっこうわかるなと思うけど(なんとなく負けてくれそうな感じが)、まあ何股とかがだめなんだろうな。

金星の年齢域(15歳~24歳)の時の恋愛ってなんか痛々しく感じることも含めてほんとうにきらきらしていてなんなんだろうなあれはと思う。その歳くらいに作った女の子の歌とかもうほんとうにそのときだけのきらめきというかなんかがすごい。なんなんだろうあれ。

それでなんとなく思い出したのは、わたしが社会人3年目から4年目になる年の春だから21歳の春、新しく出来た海外のお店(美容室)に3か月間出張に行っていたときのこと。わたしが先に行って1か月後にひとつ年上の女性の先輩が来て、二人で過ごすことが多かった。わたしは付き合っていた人に振られ未練ずるずるのまま海外に行っていて、その先輩も片思いをしている人がいた。

わたしは仕事の合間に好きな人からたまに来るメールに小躍りしながら過ごしていたし、その先輩の携帯がソファの上に転がっていて手に取ったときにその先輩の好きな人からのメールが開かれたままだったのをたまたま見てしまったりした。二人ともささやかなメールを支えに海外で頑張っていたみたいだった。

ある夜、閉店後の静まり返ったお店の片隅で、先輩が携帯でMISIAの「キスして抱きしめて」を流していた。わたしはそのとき初めてこの歌を聞いた。二人で「いい歌ですね」としんみり言い合っていたの、思い出すとちょっと笑えるようで全然笑えない。めちゃくちゃかわいい二人だと思う。パラレルワールドでどこかに今も存在しているように思う。

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